XMのスプレッドは広い?
どういう仕組みになっている?
比較したら一目瞭然?
スプレッドは売値と買値の差。
FX事業者にとっては収益源、我々投資家にとっては手数料です。
なので、気になるのは当然ですね。
FX事業者の提供するスプレッドには、「固定スプレッド制」と「変動スプレッド制」があります。
国内の事業者の多くは固定制を採用しています。
スプレッドが固定であることで、投資家の側は管理がしやすくなるのですが、普通に考えればこれは、変動リスクを抑える代わりに、コストを少し上乗せしている、ということもいえます。
保険料を払ってスプレッドを一定にしている、といえばわかりやすいでしょうか。
一方、XMでは変動制を採用しています。
というより、投資家の注文をインターバンクに直接投げている、という言い方のほうが正しいかもしれません。
FXのプロ市場であるインターバンクでは、当然にスプレッドは一定していません。
ですので、変動するというわけです。
インターバンクでのスプレッドに、自社の利益分を載せて我々にレートを提示してくるので、よりダイレクトに市場の動きが反映されることになります。
なので、スプレッドの一覧といってもその数字で常に提供されているわけでもありませんが、「平均スプレッド」という形で、XMがリストを提供しているので、それを見ておくのは参考にはなります。
主要通貨では以下のとおりです。
・スタンダード/マイクロ口座
通貨ペア | 最低価格変動 | 最低スプレッド | 平均スプレッド |
EUR.USD | 0.00001 | 0.00016 | 0.00017 |
USD.JPY | 0.001 | 0.015 | 0.016 |
EUR.JPY | 0.001 | 0.021 | 0.023 |
・ゼロ口座
通貨ペア | 最低価格変動 | 平均スプレッド | 100,000USDあたりの手数料 |
EUR.USD | 0.00001 | 0.00001 | 5USD |
USD.JPY | 0.001 | 0.001 | 5USD |
EUR.JPY | 0.001 | 0.004 | 5USD |
先ほど述べたように、国内のFX事業者との比較でいうと、そもそもスプレッドの取り方が違うので、あまり参考になりません。
ですので、知りたいのは海外FXの事業者間で比較したときどうなのか、という点だろうと思います。
とはいえ、各イベントごとにどう広がるか、といったところまではカバーできませんので、各社が公表している平均スプレッドで比較してみます。
以下は、それぞれスタンダード口座に相当するものでのドル円の平均スプレッドです。
事業者名 | USD.JPY平均スプレッド |
XMTrading | 0.016 |
GemForex | 0.017 |
Titan FX | 0.0133 |
実感としては、まあこんなもんかな、という気もしますし、平均は平均だしな、という気もします。
なんとも歯切れの悪い記述で申し訳ないですが。
FXでは、取引が多くなればなるほど、スプレッドがその成績に直結してきます。
なので、どの事業者がスプレッドが広いのか、という情報は誰しも気になるものです。
ところが、XMを始めとして多くの海外FX事業者は、「変動スプレッド制」を採用していることもあり、比較するにしても平均値で見るしか無く、果たしてそれが有意義な比較になっているのか疑問なのも事実です。
極論をいうと、自分のパフォーマンスに影響してくるのは、自分が利用している自動売買(EA)ツールが勝負をかけたイベントの最中にスプレッドがどう開いたか、によるので、実は事前に知るのは難しいのですよね。
XMはスプレッドが広い、という話も、土曜の朝に想像以上に開いていてポジションを閉じるのに損した気分になった、とかそういう話であるケースもみかけます。
注文をインターバンクに流している以上、そっちで開いていたら提示されるレートも開くのです。
逆に言うと、そういうところも含めて透明性が高いことは評価されるべきことかもしれません。
かわせ太郎
2012年に専業になりました。
なんとか生き残っています。
○○ショックを遠い目で見るようになってからが本番、な為替人生。
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